みなさんは、蒲生の「蒲」の意味を知っていますか。「博士、水草の『がま』のことでしょう?」。よく知っていますね。「ということは博士、蒲が生えていたところから蒲生という地名になったということですか」。そのとおりです。
地名のルーツは自然環境や歴史と密接な関係があります。地名の語源で比較的わかりやすい由来もあるんですね。蒲生の地名は「古綾瀬川(もとの綾瀬川の主流)に面した所で、水草の蒲がたくさん生えている地ということでつけられた」という説が、一般的です。日光街道筋にあたる蒲生は、かつて、河川を生かしての舟運が盛んだったようです。
「博士、今回の蒲生の由来は、簡単ですね」。そう思うでしょう。ところが、そんな簡単にいかないのが、地名の由来なんですね。「ほかにも説があるということですか?!博士」。そうなんですね。だから、地名のルーツを探すのは楽しい、ともいえるわけです。
もう一つの説とは、こうです。「古い時代、戸塚村(現川口市)にあった慈輪山という寺が、美濃国(いまの岐阜県)蒲生郡のなかに領地をもっていた。この寺の領地が、この地と交換になった。このとき慈輪山では、もとの領地の名をとって、この地を蒲生と名づけた…」と。
さらに、蒲生は「加茂」とも呼んでいたといいます。「カモ」とは、蒲が生えている水辺、のことですから、加茂も蒲生も同じ意味ということになりますね。
みなさんも、いろいろ調べてみてはいかがですか。新しい、おもしろい発見が待っているはずです。 |
|