地名の由来
松 伏(まつぶし:埼玉県北葛飾郡)
とちぎん博士「博士、『まつぶし』って、縁起のいい地名ですね」。というのは…?「だって、『松・竹・梅』ってよく言うでしょう。おめでたいときに…」。なるほど、いいところに気づきましたね。そのとおりです。松は、古くから慶事のときや長寿を象徴するものとして尊ばれてきましたからね。そういえば、松は、松伏の『町の木』としても親しまれているんですよ。
matsu  さて本題に入りましょう。松伏の地名のルーツ探し…。「博士、やっぱり松に関係があるんですか」。そのとおりです。説は2つあります。ひとつは、江戸時代のはじめに大規模な開拓を行った石川民部家が、遠州から松の木を移植し、その松が、伏せた龍のような形の松だったことから、松伏の名が生まれたという説です。「その松って残っているんですか、博士」。いや、残念ながら残ってはいませんが…。「博士、説はほかにも?」。もうひとつは、地形から由来するという説です。ちょっと難しいかもしれませんが、松伏の「ブシ」は、河岸段丘などに見られる“小高いところ”という意味があります。この説は、かつて河岸の小高いところに、松がはえていたから…と。どちらの説にしても、松が関係しているということは確かなようですね。
 松伏は、音楽や芸術を愛する街としても知られています。そのシンボルが、平成元年にできた『田園ホール・エローラ』です。音楽専用のこの音楽ホールは、残響時間1.9秒という優れた音響効果で、日本でも1、2番として知られているんですよ。「すごいホールなんですね、博士」。そうですね。街が誇る、新しいコミュニケーションの場になっています。また、豊かな自然環境も街の財産です。江戸川や古利根川、さらに中川が緩やかに流れ、美しい景観を残しています。いま季節は、まさに芸術の秋。恵まれた自然に囲まれて、美しい音色を楽しむ…。こうした素敵な環境が、人々の心をますます豊かなものにしているんでしょうね。「素敵なことですね、博士」。
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