地名の由来
御幸ヶ原(みゆきがはら:栃木県宇都宮市)
とちぎん博士miyukigaさて、みなさんは「御幸ヶ原」と聞いて最初に何を連想しますか。「博士、『〜ヶ原』だから、広々とした自然」。そうですね。街がある一帯は、長い間、草原で、かつては「平出原」と呼ばれていたんです。「ということは、博士、なぜ『御幸』になったのか…ですね」。そういうことですね。ルーツのヒントは、「御幸」の語原です。そして、それは明治25年の秋にさかのぼります。「みゆき…と、明治25年の秋…?」。実は「御幸」には、こんな意味があるんですよ。『天皇陛下がお出かけになる、おいでになる』と。「そうか、博士、街に天皇陛下が来られたから…ですね」。「それが、明治25年の秋に」。そのとおりです。
 宇都宮市の歴史年表をみると、その年の10月『宇都宮近郊で陸軍特別大演習』とあります。実は、この演習視察のために、明治天皇がおいでになられたんです。これにちなんで、平出原は、その後「御幸ヶ原」と呼ばれるようになった…。「博士、天皇陛下が来られるということは、とても名誉なことなんですね。地名にもなるんだから」。そういうことですね。街に隣接している、御幸町、御幸本町の地名も、御幸ヶ原の地名のルーツをもとにして、その後、名付けられた、といわれているんですよ。「博士、『御幸』という地名には、すばらしい歴史がかくされていたんですね」。そういうことですね。ところで、現在の御幸ヶ原は宅地化が著しく、また、街を横切る“環状線”沿いには、スーパーなどの“ロードサイド店”が建ち並んでいます。「商業化も進んでいるんですね、博士」。そうですね。近くに平出工業団地も控え、今後ますます発展が期待される街、と言えるでしょうね。
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