銀行の業務、銀行の信用の上にたくさんの業務があります。

人はなぜお金を使うのでしょう。
物々交換ではとても今のような豊かな暮らしができないからです。

そこで、お金の役割について考えてみましょう。
ここでは、お金はお札(1万円、5千円、2千円、千円)とコイン(500円、100円、50円、10円、5円、1円)などの貨幣のことを表しています。

ものやサービスの価値のものさしをする役割

お金はものの価値を客観的に表すものさしです。

ものやサービスの価値のものさしをする役割イメージ図

形も性質も異なるものやサービスの価値を、1万円札といった貨幣に置き換えて比較したり計算したりすることができます。靴1足と高級牛肉1キロが同じ1万円の価値として計算できるわけです。

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価値を保存しておく役割

肉や魚などの生ものはすぐに食べてしまわなければ、その価値を失ってしまいます。
ものをお金(貨幣)に交換することで、ものの価値を長い間保存しておくことができるようになります。

価値を保存しておく役割イメージ図

たとえば、牛肉1キロはそのまま食べなければ腐って価値がなくなってしまいますが、牛肉1キロ分の価値をお金として価値を保存しておけば、いつでもお金を使って牛肉を手に入れることができるようになります。

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物々交換に代わる役割(決済機能)

あなたが欲しいものを手に入れたいとき、自分の持っているものと交換しようとしても、相手も自分の持っているものが欲しくないと交換できません。

物々交換に代わる役割(決済機能)イメージ図

価値をお金の形で保存しておくと、同じ価値のものと交換することができます。
お金は、ものとお金(貨幣)をお互いに交換し、お金を使って交換の取引をスムーズにすることができるのです。

お金(貨幣)には、

物々交換に代わる役割(決済機能)イメージ図

といった条件が必要になります。
このようなお金を世の中にきちんと行き渡らせるために、銀行が役立っているというわけです。

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